川岸 孝美(看護部長)
超少子高齢化多死社会に伴い、地域包括ケアシステムの推進が図られる中、地域医療の連携強化、在宅復帰支援などの課題に取り組む必要があります。2015年、認定看護管理者を取得し、2020年に更新しました。組織管理に必要な理論やBSCを用いて組織を分析し、看護の質向上のため、教育体制の整備に取り組んでいます。また、ワークライフバランスを推進し、働きやすい職場環境の整備に尽力していきたいと思います。
沖山 正子(副看護部長)
認定看護管理者として、患者やその家族・地域住民に対して、質の高い組織的看護サービスを提供することを目指し、看護の水準の維持及び向上を図り、保健医療福祉に貢献したいと考えています。そのためには、時代の変化や地域のニーズに柔軟に対応できる看護師の教育体制整備や、看護師が働き続けられる職場環境の改善、医療事故を防ぎ組織として安全管理を推進していきたいと思います。
認定看護師は、看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める615時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。 審査合格後は認定看護師としての活動と自己研鑽の実績を積み、5年ごとに資格を更新しています。
かみいち総合病院では、10名の認定看護師がいます。
藤井 里美
私の役割は、患者さんやご家族、病院で働く職員を感染から守ることです。
また、感染対策チームの一員として多職種で協力し合い感染対策に取り組んでいます。
病院内での感染の発生や拡大を予防するために、院内外の感染流行状況を把握し、研修会の開催や委員会を通して情報を提供しています。
金盛 美由紀(副看護師長)
患者さんやそのご家族、医療を提供する場で働くあらゆる人々を感染から守ることを目標に、院内ラウンドや院内感染対策研修会、新人教育など院内感染対策チーム(ICT)の一員として組織横断的に活動しています。
感染防止の重要性を理解し、組織全体として取り組む感染対策を目指しています。かみいち総合病院をご利用になる皆様が、安全な環境で治療が受けられますよう効果的で実践可能な感染対策を実施していきます。
織田 明(副看護師長)
治療と緩和ケアを同時に受けていただくことで、治療を継続し、これまでの生活を続けていくことができるようサポートする役割があります。「その人らしさ」を大切に、患者さんご家族が希望される療養の場所で過ごせるよう支えていくことが大切だと考えています。患者さんだけでなく、ご家族の不安や気がかりなどについても、同じようにお手伝いさせていただきたいと思っています。お気軽にご相談下さい。
水野 博美(副看護部長 兼 看護師長)
がんや慢性疾患、老衰など緩和ケアを必要とされる方は多彩です。患者さんの身体の痛みやその他の身体症状による苦痛や不安が緩和され、日常生活が安楽で安心して過ごすことができるよう日々援助させていただいています。
それぞれの病期において患者さん、ご家族が意思決定を求められる場面も多く、患者さんが望む過ごし方が実現できるよう支えることも大切な役割です。患者さん、ご家族と向き合い、思いに寄り添った看護を目指していきたいと思います。
竹内 雅代(看護師長)
認知症の人の長期化する療養期間において、認知症の発症から終末期に至るさまざまな看護上の問題に向き合い、家族を含めた援助を企画し、実践しています。今をその人らしく生きることを大切にして、一人ひとりの願いが実現できるように、関わる支援者と共にサポートしています。言葉の大切さや、伝えることの大切さを感じながら、みんなが笑顔で過ごせる日々、笑顔で過ごせる地域を目指していきます。
中山 和昭(主任看護師)
認知症の人が入院するということは、痛みや苦しさだけではなく、生活環境の変化による大きな不安を抱えることになります。私は認知症看護認定看護師として、その人の立場にたち、行動や言葉の中にある思いを一緒に見つけ出します。その思いに寄り添い一人の人として尊重し、不安や混乱を最小限にして安心、安全に過ごせる援助を行います。そして、入院生活においても、その人の「持てる力」を最大限に活かし、住み慣れた生活の場へ帰る手助けをスタッフと協力して支援していきます。
廣瀬 真由美(看護師長)
食べることは生命を維持だけでなく、食べることを通して楽しみや喜び、生きる活力へと繋ながります。摂食・嚥下障害看護認定看護師は、安全で楽しい「食」を支援することが役割です。摂食・嚥下障害患者の看護ケアに関する相談や指導、院内・外の研修を実施し、スタッフの知識・技術の向上を図り、「食べたい」という気持ちに寄り添い、一人でも多くの患者さんが食の楽しみを継続でき、食事を通して「その人らしい生活」を支えていけるような看護を目指しています。
土井 淳詩(主任看護師)
摂食嚥下障害看護認定看護師は、加齢や疾病等の理由により口から食べることができなくなってしまった患者さんに対し、「口から食べること」を目指して調整・支援・指導し、もう一度「食べる喜び」を感じていただけるよう介入していくことが役割です。低栄養や脱水など、治療上の弊害を予防するためにチームでリスク管理を行いながら、安全に食べ続けることができるよう日々看護ケアを行っています。食べることを通して感じる楽しみや喜び、家族や周囲の人と食事を行うことで生まれるコミュニケーションを大切にし、その人らしい生活を送ることを支えます。
柿森 祐司(主任看護師)
手術は患者さんとそのご家族にとって、人生の中でも大きな出来事であり、希望や期待、不安を抱き手術に臨まれます。患者さんの安全と安心を保証し、手術が円滑に進行できるよう、さまざまな職種のスタッフと協力し、個別性を重視した、心のこもった手術看護を術前、術中、術後を通して提供したいと考えます。手術を終え、患者さんとご家族が「この病院で手術をして良かった。」と思って頂ける手術室を目指したいと思います。
大井 亜紀(看護師長)
慢性呼吸器疾患とは「気管支喘息」「COPD(肺気腫)」「間質性肺炎」といった、長く治療の継続が必要な病気です。そのため、治療を行いながら在宅で安定した時期を少しでも長く過ごせるよう、患者さんの希望に応じた生活様式の提案、酸素や呼吸機器の管理など支援を行っていきます。患者さん・家族が「住み慣れた自宅で安心した生活が送れている」と感じられる呼吸器ケアを提供して行きたいと思います。
織田 明(副看護師長・緩和ケア認定看護師)
在宅医療の現場で、特定行為研修修了看護師は、医師があらかじめ作成する「手順書」という包括的指示のもと、医師の到着を待たず患者の症状に合わせてタイムリーに適切な処置を行います。いち早く苦痛の緩和に努め、住み慣れた地域で過すことができるよう、意思を尊重し最善の治療を選択できるように支援します。
副島 和晃(主任看護師)
特定行為とは、診療の補助であり、専門的な知識・技能が必要とされる診療補助行為をあらかじめ医師の指示として作成された「手順書」に基づいて医療行為を行うことです。当院の入院患者の平均年齢は80歳以上と高く、複数の疾患を抱えていることが多く、活動性の低下や低栄養状態となり、難治性の創傷となる場合が少なくありません。難治性の創傷治癒に向け、医療や看護の質向上を目指していきます。また特定行為を有効に活用し院内医療チームと地域の多職種とともに切れ目のない質の高い医療の提供を支援します。