ご来院の方
お薬について
お薬を受け取ったら
- ●自分の薬であるかどうか
- ●用法・用量はどうであるか(いつ、1回どれだけ飲むのか)?
- ●いつ調剤した薬か?
調剤年月日から投与日数分までが薬の有効期限です。薬自体の有効期限はもっと長いのですが、調剤した時のあなたの症状に対する薬としての有効期限はその投与 日数までになります。それ以上の期間、もらった分の薬を飲むことができるということは飲み忘れや飲み方が適切でなかった可能性があります。
- ●どこで調剤された薬か?
なにかトラブルがあった場合、そこに問い合わせる必要があります。電話番号や最近ではインターネットのホームページのアドレスを記載していることもよくあります。
- ●最後に薬袋に記載された分だけの薬がきちんと入っているかどうかチェックしましょう。
(例えば、1回2錠、朝夕14日分だったら、56錠入っています)
薬袋や薬札の裏面には、薬の基本的な飲み方や保管方法、注意事項などが記載されていることがあります。表面のみならず裏面もきちんと読みましょう。
また、薬によっては説明書が同封されていることもありますので、これも注意して読みましょう。
お薬あれこれ
- ●病院でもらうお薬
病院のお薬は、患者さん個人の症状や体質に合わせて、その患者さんのために処方されています。よく似た症状だからといって、別の時に使ったり、他の人にあげたりしてはいけません。
また、症状が無くなったからといって、勝手にお薬を使うのを止めてはいけません。症状が無くなっても、まだ完全に治っていなかったり、使うのを急に止めてはいけないお薬もあります。
特に慢性の病気の場合は、お薬を使うことによって症状が出ていないので、止めてしまうと症状が悪化することがあります。
●お薬ののみ方(錠剤、水剤、散剤)
お薬の袋には、のむ時間と量が記載してありますので、必ずそのとおりおのみください。
<錠剤>
体を起こして、コップ1杯以上の水かぬるま湯でのみます。
寝たままだと、途中でお薬が引っかかることがあります。
また、水を飲まないと、食道に張りついたり、お薬が溶けにくくなったりすることがあります。(水なしで飲めるタイプのお薬もあります。)
お薬を砕いたり潰したりすると効果がないこともありますので、そのままのみます。
<水剤>
1回分を別の容器に移して、そのまま又は水やぬるま湯で薄めてのみます。お薬の容器から直接のまないようにしましょう。
<散剤>
少量の水で、口の中をうるおしたあと、お薬を口の中に入れます。
その後、コップ1杯以上の水かぬるま湯でのみます。
病院でもらった薬の袋の読み方
病院でもらった薬の袋は、薬袋とかいてヤクタイと読みます。水薬の場合は、薬札と書いてヤクサツと読みます。薬袋、薬札には間違いなく薬が飲めるように服用上の情報が満載されています。
薬剤師法施行規則代14条の規定により調剤した薬剤を入れる容器ならびに被包には以下の内容を記載しなければなりません。
- 1.患者氏名
- 2.用法、用量
- 3.調剤年月日
- 4.調剤した薬局または病院、診療所などの名称および所在地
- 5.調剤した薬剤師の氏名